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翻訳の検定試験

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翻訳の検定試験は、JTF(ほんやく検定)、TQE(翻訳実務検定)、翻訳技能認定試験(翻訳検定)、BPT検定、知的財産翻訳検定、それに前回書いた、ビジネス英語翻訳士、ビジネス英語準翻訳士、ビジネス英語翻訳主任者です。

また通訳の検定試験では通訳案内士(ガイド)試験、通訳技能検定試験(通検)、ボランティア通訳検定試験(V検)、ビジネス英語通訳士、ビジネス英語準通訳士、ビジネス英語通訳主任者、ビジネス通訳検定(TOBIS)があります。
続いて専門分野の英語能力検定試験に参ります。

IT関連、工業関係は工業英語能力検定試験(工業英検)、TEP TEST(早稲田大学―ミシガン大学テクニカルライティング検定試験)、TOPEC、TOPECプラクティステスト、観光業界における旅行業英語検定試験(TEST)、会計のお仕事ならBATIC(国際会計検定)、英文会計検定、医療界のCGFNS、USMLE、あるいは留学に関して貿易実務検定、更に英語に関する技能検定試験に英文速記グレグ公式検定試験、CBS(国際秘書)検定試験、米国公認秘書資格検定(CPS検定)、英文タイピングエキスパートなどがあります。

最初にご紹介した日商ビジネス英語検定試験などは英語能力をトータル的に判断されるテストと扱われ、他に国連英検や全商英検なども実施されています。

ビジネス英語、というカテゴリーすらおおざっぱに思えるほど、その分野、業界ごとに求められる資格、検定試験は違ってくるのです。

次回からビジネス英語の勉強方法に触れていきますが、もし英語教室やスクールで学ぶのであれば、最終的にどんな資格を目指すのか、その資格試験の対応した授業内容なのかも確認しておいた方が良いでしょう。

業界ごとに出てくる専門用語はまるで違いますし、試験の内容も大きく異なります。希望する職種や会社ではどの資格、検定試験が有効なのかも調べておきましょう。取得して無駄になる、ということはありませんが、例えばTOEICで高得点を取るためには大変な努力と時間がかかります。せっかく苦労して受験したのに、実際には合格していてもあまりに知られていない試験だったりして、履歴書上では有効に活かせなかった、というケースは避けたいものです。

また、学生など勉強のための時間が豊富にある場合は別ですが、社会人は働きながらの勉強になりますので、あれもこれも受験する、というほど時間は取れません。十分に検討して絞ることが大切です。しかるべき検定試験に合格すれば、ご自身のビジネス英語の実力を客観的に第3者に示すことができます。

翻訳の仕事におけるビジネス英語

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翻訳の仕事でも、ビジネス英語は求められます。

翻訳業界関連ですと、ビジネス英語翻訳士、ビジネス英語準翻訳士、ビジネス英語翻訳主任者という検定試験があります。

翻訳のプロフェッショナルとして素養を社会に証明させる効果があります。
BESビジネス教育学会が実施し、応募数や合格率は非公開となっています。
検定料はビジネス英語翻訳主任者5,000円、ビジネス英語準翻訳士7,000円、ビジネス英語翻訳士10,000円(税込み)で、翻訳主任者と準翻訳士の併願は10,000円とお徳になっています。試験日は年3回、5月、8月、11月に開催され、実施団体で請求した受験願書に必要事項を記入の上、郵送します。試験内容は英和翻訳、和英翻訳の2部構成となっており、全問記述式です。試験は2時間で、実際の翻訳作業を行いますので、辞書、辞典、電子手帳式辞書などの持ち込みは許されています。試験のレベルですが、ビジネス英語翻訳主任者は、ビジネスにおけるビジネス英語の定番の単語やフレーズが含まれた文章を読み、大意を誤解なく翻訳、活用することができることが求められます。全体の把握が重要で、小さなミスはそこまで問題にされません。ビジネス英語準翻訳士は単に翻訳が正しい、ということだけではなく、ビジネス英語の専門語を含む文章を読み、自然な表現に翻訳でき、和英の場合も英語を母国語とする人間が原文と同じ理解をする翻訳のレベルです。また、ビジネス英語翻訳士はビジネス英語全般の知識が要求され、翻訳プロとして独立して十分に翻訳業務を営むことができるレベルの内容です。試験は英和と和英の両方行われるので、英和のみ、あるいは和英のみ合格した場合、次回の試験では不合格だった科目のみを受験することができ、この権利は1年間有効です。受験資格は特に制限を設けておらず、国籍も問われませんが、ビジネス英語翻訳士は、準翻訳士に合格してからではないと受験できません。併願受験は可能です。

既にビジネス内容に応じて何種類かの検定試験をご紹介しましたが、英語の勉強自体ビジネスとして需要の耐えない分野であるので、日本で受験できる英語関連の試験や検定は、全部で67件もあります。検定試験は、実際に就職の際などに資格として有利になる、という価値だけではなく、英語学習のペースメーカとしても使えます。ただ余りにも数が多いということで、全ての受験は難しく、また必ずしも一通り受験しなくてはいけない、という必要は全くありません。事項では日本の英語試験がいかに多く存在するのか、名前だけ1部ご紹介させてもらいます。

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