ビジネス英語: 2008年1月アーカイブ

ビジネス英語のライティング能力

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ビジネス英語におけるライティング能力の重要さに先ほど触れさせていただきました。

会話ができなくても、あるいはライティング能力に長けていればビジネスが成立することもあるほどです。この書く能力を客観的に判断する試験として、英語ビジネス文書作成技能試験というものがあります。

外資系企業に就職、転職するのに役立つ資格で、受験資格は特にありません。
試験日は年に2回、7月上旬と11月上旬に行われます。主催団体は日本商工会議所と各地商工会議所になります。日本語でも、ビジネス文書検定という検定はあります。表記技能、表現技能、実務技能の3つのテーマの中から出題され、1~3級までランクが設けられています。試験日は年2回、2月と7月に開催され、実務技能検定協会が主催しています。3級は実際の実務に役立つ文書作成技能の知識と基本が問われ、職場の上司の指示に従って簡単な英語文書を読んで正しく理解し、自分でも作成できるかが問われます。2級はビジネス英語を全般に渡って身につけ、単独で基礎レベルの文書を理解し作成できることが求められます。そして1級になると、知識と技能を十分に身につけ、必要に応じて、こうした文書作成の作業を部下や後輩に適切に指導できるレベルの内容です。

英語でも日本語でも、ビジネス文書というのは専門的に勉強しなくては実践できないスキルなのです。
また、TOEIC運営委員会が主催する、英語ビジネス文書作成技能検定、という試験もあります。名前がかぶっているのでややこしいのですが、検定を選ぶ際にはどこが主催しているかもチェックしましょう。試験日は1月、3月、5月、7月、10月、11月に行われ、約1ヶ月後には合格が発表されます。
試験会場は全国各地、受験料は6615円です。TOEICは非常に有名な英語能力判定試験ですが、ビジネス文書能力を専門的にはかる、こうした検定も行われているのです。更に名前がかぶりますが、日本商工会議所検定課の主催する英語ビジネス文書作成技能検定もご紹介しておきましょう。こちらは人気の検定試験で、年間約7万人が受験しています。レベルはAクラスからEクラスまで5段階に分けられ、7月上旬と11月上旬に年2回開催されます。
年齢・性別・学歴に関係なく、誰でも受験資格があり、どのレベルの試験も持ち込みは認められていません。AクラスとBクラスまでは実務の場で通用するレベルで、Aクラスに合格すれば職業訓練法に基づく職業訓練指導員資格試験で、実技試験の全部、または学科試験の1部が免除される特典があります。

貿易会社や外国商社に就職、転職したい方に向いている検定資格です。

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